- がんばっているのに、うまくいかない…
- 仕事を覚えるのが遅い…
- キチンとメモを取っているのに思い出せない…
- 話を振られるとすぐに答えられない…
これは以前のぼくです。
どこへ行っても要領が悪いといわれ、自分なりに努力をしているのにうまくいかず、
あまりの生きづらさに、
もう自分は頭も悪くてどうしよもないんだ…とあきらめかけていました。
しかし、いろいろな対策を実行したことで、
要領が悪いと言われることはなくなり、
やがて職場では、
意見を求められたりするようにもなれました。
今回は、そんなぼくがやってきた対策のうち、
今日から意識してほしい、たった一つのこと
について、お伝えしたいと思います。
この記事の内容
何事もまずは全体像をつかむ
今回お伝えしたいたった一つのこととは、結論からいいますと、
要領が悪くて生きづらいと感じている人は、
まずすべてにおいて
「全体像をつかむ」ということを常に意識してみてください。
ということです。
なぜかというと、
脳の構造上、何事もまずは
全体像をつかむことが、ものごとを覚えたり、習得するための近道だからです。
このような全体のまとまりのことを心理学では「ゲシュタルト」といったりもするのですが、
ものごとの習得にとても大切な要素なのです。
全体像って例えばこんなこと
たとえば次の画像をみてください。
あるものを拡大した画像です。
何にみえますか?
タワシ?
夕暮れの草原?
アメリカンドック?
特撮ヒーローの爆発シーン?
人によって見え方はさまざまだと思いますが、
結局、これでは何の画像か正確に分かりません。
では、いったん思い切り離れてみてみると…
そうです、これは柴犬の画像でした。
さきほどの拡大画像は、
ちょうどこの柴犬のオデコのあたりをグッと拡大したものです。
何が言いたいかというと、
たとえば
柴犬の全身を写した画像をみてから拡大画像をみると、
「あ、柴犬の毛だ。ワシワシだなぁ」
とわかると思います。
しかし、拡大画像を先にみても、それが柴犬とわかる人はおそらく少ないでしょう。
もう少し画像の範囲を広げれば
「あ、なんかの動物かな?」
とわかるかもしれませんが、
動物好きでもなければ、キツネやネコとも見分けがつかないでしょう。
このように、
この画像が柴犬であることを知っている、つまり
全体像を先につかんでいるほうが、のちのち細かい部分の話になってからも、早く理解できるわけです。
「話がはやい」とはこのように、
事前にある程度知ってるということです。
全ての物事に対して、まず全体像をつかむことを意識すると、
仕事や勉強でも覚えるスピードが全くちがってきますので、試してみてください。
全体像をつかむメモの取りかた
仕事のメモをちゃんと取っているのに、メモを見てもすぐに思い出せない…
そういう人は多いと思います。
ぼく自身も、仕事のメモを何冊も作っていましたが、全く活用できませんでした…
メモ見ようとすると、
「まだメモなんてみてんの!?」
なんて怒られることもありました。
とはいえ、メモを取ってもうまくできないとしたら、
これは、ちゃんと活用できるメモづくりができていないことが原因です。
では、どうすれば活用できるメモを作れるのでしょうか?
ここでもやはり、全体像をつかむことが必要になります。
仕事の「手順」や「やり方」だけをメモするのではなく、
作業工程ひとつひとつに対し、簡単で良いので、
- 「その工程は、全体の中のどのあたりなのか?」
- 「なんのためにそれをやっているのか?」
といったこともメモしてみてください。
特に、なかなか覚えられなかったり、すぐに忘れてしまうような手順に対しては、
なぜその手順が存在するのかを、聞かれたらすぐ答えられるくらいにしておきましょう。
そして、
そのメモをもとに、家族や友人に自分のやっている仕事を説明してみてください。
- 自分の会社ではこういうことをしていて
- 自分の部署ではこういう部門を担当していて
- その中で、自分はこういうことを受け持っていて
- 作業はこうこう、こうで
自分がなかなか覚えられない作業手順をとくに詳しく解説します。
率直な質問もしてもらい、
上手に伝えることができれば、
そのメモはあなたの記憶とうまく結びついており、使えるメモになっていると言えるでしょう。
このように、あとから人に教えるつもりで教わり、メモをとることが大切です。
全体像をつかむ本の読み方
要領の悪さをどうにかしようと、何らかの実用書を読んでいる人もいると思います。
しかし、
日々仕事や家庭生活が忙しかったりすると、本をゆっくり読む時間なんてほとんど取れないと思います。
さらに、本は読むだけでは意味がありません。
1ページ目から順に読むと時間がかかるし、普通に読んだだけではなかなか記憶にも残りません。
ぼくも、要領が悪いのをどうにかしようと、たくさんの本を読んできました。
でも、
時間をかけて読んでも、仕事に生かせなかったり、内容を忘れてしまったりで、読書の効率は最悪でした。
では、いったいどうしたら良いかというと、
実用書などの本を買ったら、まずは目次の見出しをみてください。
見出しとは、こういうやつです。
- 1章 ○○とは
- 2章 ○○の原因は○○
見出しには、その本に書かれていることの大筋が書かれているので、
見出しを読むだけでも、その本に書かれていることの全体像を掴めます。
ですので目次を読むときに、
「この本にはきっとこんなことが書いてあるにちがいない」
というイメージを膨らませながら、繰り返し目次を読んでみてください。
「この本は、つまりこういうことが書かれている」
という全体像が自分なりにつかめたら、そこで初めて読み始めてください。
これだけでも、読書の効率はかなり良くなるはずです。
気合や根性だけでは生きづらさはなくならない
要領の悪さをどうにかする方法を見つけようと、ネットで検索してみても、
- 優先順位をつけよう
- 仕事を人に振ろう
- ストップウォッチで時間を計ろう
といった、わりと表面的な方法ばかりが見受けられます。
たしかに理屈はあってるんですが、これだけでは一時しのぎにしかなりませんし、
「それが上手くできないから苦労してんじゃん!」
と、ぼくは思います。
また、
- 要領の悪さも個性
- あなたの才能です
なんて言う声もあります。
これは正直、ぼくもそう思っています。
しかし問題は、
その個性と才能をどうすれば活かせるか、誰も教えてくれないということです。
誰も知らない、という表現が正解かもしれません。
そしてさらには、
- テキパキ行うよう意識しよう
- 気合いで乗り越えよう
などと言った、
あからさまな精神論をとなえる人もいるようです。
このような精神論は、なにかを始めるとき
重い腰を上げるカンフル剤としては良いかもしれませんが、長続きしません。
「テキパキするよう意識する」にも、その状態を「続ける」ためにずっと労力を消耗し続けしますし、
「気合い」を「入れる」にも大きな労力を消耗します。
つまり、精神論でどうにかしようとしても、すぐに疲れてしまいますし、
個性や才能だと言われても、
それをちゃんと活かせている実感がなければ、やはり慰めの言葉にしかなりません。
なので現実的には、
要領の悪さを改善するための行動を「無意識に」とれるように、
少しずつ上手に習慣づけていくことが大切です。
あきらめなくて大丈夫です
「要領が悪くて生きづらい」という悩みは、
本当にまるで
終わりの見えない苦しみに感じてしまうことと思います。
しかし、
要領が悪いのは、あなたの行動の一部分であり、あなたのすべてではありません。
ですので、生きづらさの原因となる行動があり、その行動をとってしまう原因になる「思考のクセ」があります。
要はその原因にひとつずつアタックしていけば、今より確実に改善されていきます。
どうやって改善していくかについては、
今後も当サイトでお伝えしていきたいと思います。
ですので、まったくもって
あきらめる必要はありません!
今回のまとめ
「視野がせまい」とよく言われてきたぼくですが、
それを言われても、以前は
(なにそれ、バカにしてんの?)
くらいにしか思っていませんでした。
ですが「全体像をつかむ」というコツを知ってから、
仕事も人間関係も、かなり改善してきました。
というわけで、
今回は要領が悪くて生きづらい…
というひとに、たった一つ試して欲しいこと
「全体像をつかむ」
についてお伝えいたしました。
他の記事とあわせて読むことで、知識として定着してもらえるよう意識して書いていきますので、
よかったら他の記事もみていってください
それでは(*^^*)
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