- がんばっているのに、うまくいかない…
- 仕事を覚えるのが遅い…
- キチンとメモを取っているのに思い出せない…
- 話を振られるとすぐに答えられない…
これは以前のぼくです。
どこへ行っても要領が悪いといわれ、自分なりに努力をしているのにうまくいかず、
あまりの生きづらさに、
もう自分は頭も悪くてどうしよもないんだ…とあきらめかけていました。
しかし、いろいろな対策を実行したことで、
要領が悪いと言われることはなくなり、
やがて職場では、
意見を求められたりするようにもなれました。
今回は、そんなぼくがやってきた対策のうち、
今日から意識してほしい、たった一つのこと
について、お伝えしたいと思います。
この記事の内容
何事もまずは全体像をつかむ
![広範囲の地図](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/PAS00152_TP_V-min-1024x682.jpg)
今回お伝えしたいたった一つのこととは、結論からいいますと、
要領が悪くて生きづらいと感じている人は、
まずすべてにおいて
「全体像をつかむ」ということを常に意識してみてください。
ということです。
なぜかというと、
脳の構造上、何事もまずは
全体像をつかむことが、ものごとを覚えたり、習得するための近道だからです。
このような全体のまとまりのことを心理学では「ゲシュタルト」といったりもするのですが、
ものごとの習得にとても大切な要素なのです。
全体像って例えばこんなこと
たとえば次の画像をみてください。
あるものを拡大した画像です。
何にみえますか?
![イヌの拡大画像](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/cropdogePAR52137-2-min.jpg)
タワシ?
夕暮れの草原?
アメリカンドック?
特撮ヒーローの爆発シーン?
人によって見え方はさまざまだと思いますが、
結局、これでは何の画像か正確に分かりません。
では、いったん思い切り離れてみてみると…
![柴犬](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/cropdogePAR52137-3-min.jpg)
そうです、これは柴犬の画像でした。
さきほどの拡大画像は、
ちょうどこの柴犬のオデコのあたりをグッと拡大したものです。
何が言いたいかというと、
たとえば
柴犬の全身を写した画像をみてから拡大画像をみると、
「あ、柴犬の毛だ。ワシワシだなぁ」
とわかると思います。
しかし、拡大画像を先にみても、それが柴犬とわかる人はおそらく少ないでしょう。
もう少し画像の範囲を広げれば
「あ、なんかの動物かな?」
とわかるかもしれませんが、
動物好きでもなければ、キツネやネコとも見分けがつかないでしょう。
このように、
この画像が柴犬であることを知っている、つまり
全体像を先につかんでいるほうが、のちのち細かい部分の話になってからも、早く理解できるわけです。
「話がはやい」とはこのように、
事前にある程度知ってるということです。
全ての物事に対して、まず全体像をつかむことを意識すると、
仕事や勉強でも覚えるスピードが全くちがってきますので、試してみてください。
全体像をつかむメモの取りかた
![メモを取る人](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/PKU4151348PAR58360_TP_V-min-1024x683.jpg)
仕事のメモをちゃんと取っているのに、メモを見てもすぐに思い出せない…
そういう人は多いと思います。
ぼく自身も、仕事のメモを何冊も作っていましたが、全く活用できませんでした…
メモ見ようとすると、
「まだメモなんてみてんの!?」
なんて怒られることもありました。
とはいえ、メモを取ってもうまくできないとしたら、
これは、ちゃんと活用できるメモづくりができていないことが原因です。
では、どうすれば活用できるメモを作れるのでしょうか?
ここでもやはり、全体像をつかむことが必要になります。
仕事の「手順」や「やり方」だけをメモするのではなく、
作業工程ひとつひとつに対し、簡単で良いので、
- 「その工程は、全体の中のどのあたりなのか?」
- 「なんのためにそれをやっているのか?」
といったこともメモしてみてください。
特に、なかなか覚えられなかったり、すぐに忘れてしまうような手順に対しては、
なぜその手順が存在するのかを、聞かれたらすぐ答えられるくらいにしておきましょう。
そして、
そのメモをもとに、家族や友人に自分のやっている仕事を説明してみてください。
- 自分の会社ではこういうことをしていて
- 自分の部署ではこういう部門を担当していて
- その中で、自分はこういうことを受け持っていて
- 作業はこうこう、こうで
自分がなかなか覚えられない作業手順をとくに詳しく解説します。
率直な質問もしてもらい、
上手に伝えることができれば、
そのメモはあなたの記憶とうまく結びついており、使えるメモになっていると言えるでしょう。
このように、あとから人に教えるつもりで教わり、メモをとることが大切です。
全体像をつかむ本の読み方
![読書する女性](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/KZDSCF5622_TP_V-min-1-1024x682.jpg)
要領の悪さをどうにかしようと、何らかの実用書を読んでいる人もいると思います。
しかし、
日々仕事や家庭生活が忙しかったりすると、本をゆっくり読む時間なんてほとんど取れないと思います。
さらに、本は読むだけでは意味がありません。
1ページ目から順に読むと時間がかかるし、普通に読んだだけではなかなか記憶にも残りません。
ぼくも、要領が悪いのをどうにかしようと、たくさんの本を読んできました。
でも、
時間をかけて読んでも、仕事に生かせなかったり、内容を忘れてしまったりで、読書の効率は最悪でした。
では、いったいどうしたら良いかというと、
実用書などの本を買ったら、まずは目次の見出しをみてください。
見出しとは、こういうやつです。
- 1章 ○○とは
- 2章 ○○の原因は○○
見出しには、その本に書かれていることの大筋が書かれているので、
見出しを読むだけでも、その本に書かれていることの全体像を掴めます。
ですので目次を読むときに、
「この本にはきっとこんなことが書いてあるにちがいない」
というイメージを膨らませながら、繰り返し目次を読んでみてください。
「この本は、つまりこういうことが書かれている」
という全体像が自分なりにつかめたら、そこで初めて読み始めてください。
これだけでも、読書の効率はかなり良くなるはずです。
気合や根性だけでは生きづらさはなくならない
![座禅を組んで精神を鍛える人](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/IMARIzazen0I9A7332_TP_V-min-1024x682.jpg)
要領の悪さをどうにかする方法を見つけようと、ネットで検索してみても、
- 優先順位をつけよう
- 仕事を人に振ろう
- ストップウォッチで時間を計ろう
といった、わりと表面的な方法ばかりが見受けられます。
たしかに理屈はあってるんですが、これだけでは一時しのぎにしかなりませんし、
「それが上手くできないから苦労してんじゃん!」
と、ぼくは思います。
また、
- 要領の悪さも個性
- あなたの才能です
なんて言う声もあります。
これは正直、ぼくもそう思っています。
しかし問題は、
その個性と才能をどうすれば活かせるか、誰も教えてくれないということです。
誰も知らない、という表現が正解かもしれません。
そしてさらには、
- テキパキ行うよう意識しよう
- 気合いで乗り越えよう
などと言った、
あからさまな精神論をとなえる人もいるようです。
このような精神論は、なにかを始めるとき
重い腰を上げるカンフル剤としては良いかもしれませんが、長続きしません。
「テキパキするよう意識する」にも、その状態を「続ける」ためにずっと労力を消耗し続けしますし、
「気合い」を「入れる」にも大きな労力を消耗します。
つまり、精神論でどうにかしようとしても、すぐに疲れてしまいますし、
個性や才能だと言われても、
それをちゃんと活かせている実感がなければ、やはり慰めの言葉にしかなりません。
なので現実的には、
要領の悪さを改善するための行動を「無意識に」とれるように、
少しずつ上手に習慣づけていくことが大切です。
あきらめなくて大丈夫です
![諦めなかった人](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/028TSURUTAMA17529_TP_V-min-1024x682.jpg)
「要領が悪くて生きづらい」という悩みは、
本当にまるで
終わりの見えない苦しみに感じてしまうことと思います。
しかし、
要領が悪いのは、あなたの行動の一部分であり、あなたのすべてではありません。
ですので、生きづらさの原因となる行動があり、その行動をとってしまう原因になる「思考のクセ」があります。
要はその原因にひとつずつアタックしていけば、今より確実に改善されていきます。
どうやって改善していくかについては、
今後も当サイトでお伝えしていきたいと思います。
ですので、まったくもって
あきらめる必要はありません!
今回のまとめ
![太陽がまぶしい景色](https://shinocchi01.com/wp-content/uploads/2021/07/RS758sA017_TP_V-min-1024x682.jpg)
「視野がせまい」とよく言われてきたぼくですが、
それを言われても、以前は
(なにそれ、バカにしてんの?)
くらいにしか思っていませんでした。
ですが「全体像をつかむ」というコツを知ってから、
仕事も人間関係も、かなり改善してきました。
というわけで、
今回は要領が悪くて生きづらい…
というひとに、たった一つ試して欲しいこと
「全体像をつかむ」
についてお伝えいたしました。
他の記事とあわせて読むことで、知識として定着してもらえるよう意識して書いていきますので、
よかったら他の記事もみていってください
それでは(*^^*)
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