【第6章】10歳年下の女子に要領が悪いことを必死に隠す日々…結局すぐバレる

若い女性の集団

「そうだ、看護師になろう!」

「大正義、安定っ!!」

 

看護師になることを決めたぼくは、訪問入浴の仕事をしながら、

看護学校の入学試験に向け準備を始めます。

 

しかし当時、リーマンショックなどの影響で景気は悪化する一方で、手に職をつけようとする社会人が急増。

 

その影響で、

どこの看護学校も、それまでほぼ定員割れに近かった受験倍率がなんと、

軒並み5倍以上に跳ね上がるという状況でした。

 

そんな中で受験したぼくは、

 

筆記試験をどうにか通過できても、

面接試験で少し突っ込んだ質問をされると、まったくもって答えられず不合格になるなど、


相変わらずの要領の悪さを存分に発揮し、

受験は苦戦そのものでした。



しかし運よく、本当に運よく1校、どうにか合格をもらうことができ、


ぼくは晴れて、29歳で看護学生となったのです。

 

ここまではまぁ、

良かったんですよ。


ここまでは…笑

周りがほとんど10歳年下の女子

現役の看護学生は19歳なので、

クラスメートはほとんど10歳年下の女子でした。


ここで一番大変だったのは、

10歳年上というだけで、良くも悪くも期待される

ということです。

 

僕は心の中でいつも彼女たちにこう、つぶやいていました。

(君らにはわからんかもしれないが)

(小さいころ見てたアニメが違うくらいで)

(ぼくも君らも、人間的な中身はそんなに変わらないんだけどな…)

 

むしろ、自分が一番ダメな生徒なんじゃないか?
と思っていたくらいです。


まあだけど、そうは思いつつも

(19歳の前で恥をかくわけにはいかない…)

(要領のわるいとこ見せたくない…)

(どうやってゴマかしていこうか…)

 

そんなことばかり考えるようになっていました。

 

それでも、

看護学校の授業というのは、基本的にほぼグループワークで構成されているため

人と協力したり、連携をとるのが苦手なぼくは、

グループワークとなると、途端にぎこちない立ち居振る舞いになり、

しょうもない失敗を繰り返しました。

 

なんというか、

当時は何人かのグループで作業していても、次に何をするべきか?ってことに全然ピンとこないんですよ。

察しが悪いというか。

で結局、

要領が悪いことはすぐにバレました…笑

 

あきらめて開き直ると…


早々に要領の悪いことがバレてしまったぼくは、


やがて

「ええい、ままよ!」


と、要領の悪いことを隠したり、自分を良く見せようとすることはあきらめて、

ありのままの自分で再スタートを切ることに決めました。

こうして、よくも悪くも等身大の姿で過ごすようになったぼくでしたが、

 

そんな29歳は、19歳の女子たちからみて、明らかに年齢不相応だったのでしょう。

ぼくのいないところで

「あの人いい歳してマジあり得ないんだけど」

「今までなにやってきたんだよアレ」

「マジできもいんだけどwww」

 

なんていう批判を浴びることも。

(実は聞こえてたり、人づてに聞いたりしました。けっこう精神的にキツかったです笑)

 

同時に、

そうゆう「自分の弱みを隠さない」ぼくを信用して、仲良くしてくれる人も現れはじめました。

 

まあ、そんな感じで

ぼくにしては人間関係もそれなりにうまく行き、

 

これまで良い学生生活に恵まれなかったぼくは、

失われた青春を取り戻すかのように、学生生活を満喫していました。

 

そうして看護学校も3年目となり、

ぼくは思い出します。

 

決して、

失われた青春を取り戻すために

看護学生になったわけではなかったことを…

 

「実習」という名の地獄の1丁目


看護学生は3年生になると、約半年間にわたり病院で実習を行います。


実習生として病院へいき、学生として患者を受け持ち、

(本当に入院している患者です)


1つの病院につき2~3週間の間、
実際の仕事の場面を想定した実習を行います。

注射など、看護師免許がなければできない医療行為以外は
全部やります。


この実習を終えないと卒業ができず、看護師資格の受験資格を得ることができないのですが、

 

この実習が、とにかくキツいのなんの。

 

当時、周囲の看護師に聞いても、ほぼすべての人が

「(卒業してからより)実習の方が大変だった」

と答えていました。


実際のところ、耐え切れずに脱落(留年or退学)する生徒も少なくありません。

 

詳しい説明はここでは省略しますが、医療職の実習の中でも、看護の実習がもっともつらいという説もあるほどです。

 

ぼくは例によって要領が悪かったので、

病院の現場でも怒られまくり、

 

やっと家に帰っても、息つく暇もなく提出課題に取り組み始めます。

 

そうして

深夜を過ぎ、
「ピピピィ…チュンチュン」


空が白み始め、

小鳥が鳴くころ

ようやく眠りにつくことができる、

という毎日でした。

 

しかし、実習先の病院が遠いと、ほぼ仮眠レベルですぐさま起床し、

すぐさま実習へと向かわなければならない時もあり。

 

3時間も眠れれば良い方でした。


レッドブルやらモンスターやら、

何本飲んだかわからないです…笑

 

さらに、指導を担当する看護師には、中堅に差し掛かり始めるくらいの年齢の人が多かったのですが、


ほとんどの指導担当が25~30歳くらいで

3年生当時、31歳だったぼくより年下でした。



お実習担当とはいえ、5つも年下の人にガチンコで怒られる経験というのは、

あとにも先にもこの時くらいだったんじゃないかなーと思います。

 

ぼくは基本的には、年齢は関係ないという信条で生きていますが、

年下女性から

「なんでこんなこともできないの?」

と、何度も言われ続けたことで、

この時は本当に、自分が情けない気もちでいっぱいでした。

 

2週間ほどの実習が終わると、実習先が変わり(内科→小児科→外科、みたいな感じで変わる)


また同じことを繰り返します。

 

こうして、

5月~11月まで地獄の日々は続きます。


もちろん、

要領の良い生徒はもっとうまくやっていたようですし、

いつもと変わらない時間に寝起きして、十分にこなせているという生徒も中にはいました。

(どうしたらそんな早くこなせるわけ!?)

 

その時のぼくにはまったくもって理解できず、やはり単に能力の違い、要領の良し悪しでしかないのだと

当時は結論づけていました。

 

まぁ、今にしてみれば、それは違うんですけどね。

決してそれだけではないと、今なら言えるのですが。

 

その当時は本当に必死の毎日でした。

 

こうして、気合と根性でこの実習を乗り切ったわけですが、実習生としてのこの半年間は、

見事にぼくの生涯の「戻りたくない時ランキング」上位にランクインしました。


実習が辛すぎたので、
このあとの看護師国家試験の勉強などは

全く苦にならなかったほどです。

 

それでも、この時はまだこの先に

戻りたくないランキングトップ5を

一瞬でごぼう抜き

するような出来事が待っているとは、


全く知るよしもありませんでした。

ついに看護師資格をゲット!働き始めるも…

ついに看護師資格をゲットしたぼくでしたが、


ぼくはある病院から奨学金を借りていたため、卒業後はその病院に就職し、

お金を借りた分だけ働かねばなりません。

その仕組みはこんな感じです。

 

まず、借りられる上限金額が月額○○円と決まっていて、

卒業後、借りた月数だけ働けば、奨学金の返済を免除されます。

 

つまり、

たとえば月に5万円を借りていたとして、3年間借り続けると

5万円×12か月×3年=180万円

で、180万円を借りたことになるのですが、

 

卒業後、その病院で3年間働くと、この180万円を返さなくてよくなり、

もちろん給料も通常通りもらえるという、おどろくべき仕組みです。

 

それほどまでに病院側は、看護師を確保したいということなんですね。

 

そして、

ぼくは看護学校入学当初に、奨学金の額につられて契約した病院で看護師として働き始めるわけです。

 

これでやっと安定だ

手に職バンザイ…

そんな風に思っていた時期が、ぼくにもありました。

 

【第7章】へ続きます↓

吐き気をこらえる看護師

 

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しのっち

こんにちは、しのっちです。

看護師を辞めて4か月で前職の収入を超え

現在は1日4時間の作業で家族を養いながら 次のビジネスを模索中の2児のオヤジです。

今でこそ、そこそこ涼しい顔して生きていますが、

HSP気質な上に、
もともと超・要領が悪いため、
かなりの遠回りを経てここまできました…

これまでの経歴としては

・人間関係になじめず高校退学
・要領悪すぎて職を転々
・高速道路で事故る
・ビビッて決断ができず、株で貯金が消し飛ぶ

まだまだありますが、

とにかく周りを気にし過ぎ、何をやってもダメ過ぎて、

ダメにダメを塗り重ねたような人生でした…笑


そんなぼくが、
いったいどのようにして、 今の今まで生き延びたのか?
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