【第3章】これも要領の悪さが原因か…?2トン車に乗って高速道路でドリフトするハメに

2トントラックで配送

 

要領が悪くてバイトを転々としたぼくも

ついに正社員として働けることに!


仕事はいわゆるお酒類の「ルート配送」です。

内容はざっくりとこんな感じで↓

  • 朝一番にその日の荷物を積み
  • 2トン車に乗り
  • 2時間以上かけて東京都内へ行き
  • 都内をグルグルしながらお酒や野菜を配送する

 

という、至ってシンプルなものでしたが…

 

時間に間に合わせようと必死に急いだ結果…

もうね、

例によって

まったく配送の順路を覚えられず…笑

 

運転自体もなかなか慣れず、

トラックにバックモニター(車の後ろを写すカメラ)もなかったので、

車庫入れ時はドアミラー目視だけが頼りでした。

 

さらに、カーナビも搭載していなかったので、

順路をメモしたものをどうにか暗記して、

さらに地図(A4の分厚い冊子のやつ)を広げてダッシュボードの上におき、

チラチラと確認しながら運転していました。

 

本当に毎日必死でしたが、そうしてがんばった甲斐あって、

どうにか一人前に役割を果たすことができるようになれました。

(自分でそう思ってただけかもですけど…)

 

しかしそれでも、要領が悪いことには変わりないので、ミスもかなり多くて。

 

ですのでここでも、

仕事の遅さとミスの多さをカバーするために、
走って運んだり、配送荷物のチェック回数を増やすなど、

体力と労力を犠牲にしてカバーしていたので、


キツくなる一方でした…^^;




この仕事の基本的なルーティンとしては

  • 朝5時には会社へ到着。冬の早朝が寒いのなんの。
  • 重たい酒をせっせと2トン車へ積み込む。メチャクチャ重たいです。
  • 7時ごろ会社を出発。

 

連休前などは注文が増えるため、

積み込むだけでその日の仕事が終わったかのように

ヘトヘトになってました。

 

そうして、

9時ごろ東京に到着、配送開始。

 

昼ごはんは運転中、適当に買っておいた菓子パンをかじり、

午後3時ごろ、その日の配達を終え(終われば良い方…)

 

東京から2時間かけて帰社します。

運転時間が長いので、帰る事には尻やら腰やら首やら、あちこち痛かったです。

 

で、会社に到着するやいなや、いつもビリッケツだったぼくは

「おい、なんでこんなおせーんだよ」

「どっかでサボってんじゃねーの?笑」


毎日のように同僚や先輩にからかわれ。

(あ、これはホントにからかわれてるだけで、先輩はみんなメチャ良い人でした)

 

身体的にも、精神的にもキツかったですが、

要領の悪い自分には、

「仕事は遅くても、仕事量は1人前を果たせている…」

そう思えるだけで十分でした。

 

それにこの時は、

仕事の遅さやミスの多さを、体力やチェックの回数などでカバーすることも、必要努力であり、当然だと考えていました。

 

そんな必死の日々を繰り返していたある日のこと。

 

忘れもません。

梅雨入り間もない東京目黒のとある交差点にて。

お昼のランチタイムまでに届けなければならない配送が1件残っており、

先方の営業時間の都合上、あと10分以内に届けなければならない状況でした。

 

必死に走り、急いだ結果。

 

どうにか無事に間に合い、

ホッと胸をなでおろし…

 

なーんて、すんなりと行くはずもなく笑


制限時間ぎりぎり、

目的地点まであと僅か。

 

ぼくは、

交差点で右折レーンに入り信号を前にしてスーッと減速。

すると…


トラックの荷台の後ろのトビラ(左右開き)の左側のトビラが

「ぶわーっ」と開き


次の瞬間


「バキン!」

「メキメキ!!」

「ミシッ!ミシシッ!!!」

 

何かがねじ切れるような破壊音が交差点に響きました。

 

(や、やべーぞこりゃ…)

 

信号で停車し、トラックから降りて状況を確認。

 

言葉が出ませんでした。

 

なんと、

隣のレーンで停車していたタクシー2台のミラーが、

グルン!とねじれて無残にもブラーんと垂れ下がっていました。

ランチタイムに間に合わせようと急いでいたぼくは、

トラックの荷台の後ろのトビラ(観音開きするタイプ)のロックを閉め忘れてしまい、

走行中にそのトビラが開き、出発した勢いでブワッとさらに大きく開き、

減速した勢いで、トビラは勢いよく横方向に振り出され


タクシーのミラーを

バシコーン!!


とフルスイングしてしまったのでした。

(やっちまった…終わった…)

 

平謝りするぼくにタクシーの運転手さんは、

「急いでたの?」とひとこと。

「はい。でも急いでいても、普通にやっていればこんなミスはしません。本当にすみませんでした…」

小雨がパラつく曇天の下、

僕は申し訳なさと情けなさで、完全に意気消沈してしまいました。

 

人にケガをさせずに済んだだけ良かった…

この仕事で初めての事故。

ランチタイムまでという

「時間制限」

ぼくが最も苦手とする条件の1つ

「時間制限」

 

焦ると、要領の悪さが際立ってしまう…

しかし、要領が悪いために時間が足りず、焦ってしまう…

 

どうする。

こんな事故、もう二度と起こしてはいけない。


どうする。


「やっぱ、今よりさらに確認を増やすしかないのか…」


これ以降、確認作業がさらに増え、仕事がより大変になってしまいました。

そして、労力を割けば割くほど、

さらなる地獄(またかよっ)のど真ん中へと近づいていくことを、この時ぼくはまだ知らないのです。

 

10分先の地獄

確認作業を増やしたぼくは、

安全運転を心がけ(というより、ただのヘタクソノロノロ運転)

どうにか事故なく仕事をこなしていました。

逆に言うと、もう事故を防ぐだけで精いっぱいの日々。


時間と労力を割いているわりに、ミスもあまり減らず。

体力と精神力が削られていくだけの日々。

そうして、ついにやってきた運命の日。

 

その日、配送を終え会社にもどるべく高速道路を走っていると、

突然、クラクラ~と気を失うほどの睡魔が襲ってきたのです。

要領の悪さを体力と労力でカバーしていた分の疲労が、予想以上に蓄積していたのでした。

「ぐお!これはやばい…次のサービスエリアでちょっと寝ていこう」

残された集中力を振り絞り、ハンドルを握りしめます。

 

次のサービスエリアまで約10分。

どうにか無事にたどり着き、仮眠を…

仮眠を…

 


取ることは、結局かないませんでした。

 

「あと少し、もうすぐ…」

 

そのとき、ふっと意識が途切れ、

 

次の瞬間

 

「ドガシャーン!!!!」


尻が浮き、シートベルトが腹から背中にめり込むほどの衝撃。

 

ハッと気が付くと、

 

なんと、

車体が道路に対して

左斜めの向きになったまま、高速道路の上を走っていました。

(滑ってるに近い感じ)

 

さすがに命の危機を感じたためか、

何が起きたのか、ぼくでもすぐに状況を理解しました。

 

居眠りした瞬間に、右側の中央分離帯に激突し、

反動で左向きに投げ出された状態でした。


すぐさま、まっすぐに戻そうとハンドルに力をこめるも…

 

「ふんぬっ!」

 

「……え!?」


ハンドルがまったく動きません。

そこから、さらに左向きに旋回しようとする車体

どうにかこらえようと、必死にハンドルを右回転に向け

全身全霊のチカラをこめました。

 

「ぐぬりゃ~っ!」



「ズキキキキキ…!!」


唸り声をあげるタイヤ。

ようやくハンドルを回せるようになると、

 

今度は急激に車体が右向きに旋回し、右斜め向きに。

「ギュルルル、ズゴゴゴゴ!!」



まさに、映画とかでみるカーチェイスそのものでした。

 

もうとにかく必死でした。

 

「事故の瞬間、スローモーションになる」

よく聞く話ですが、

 

この時のぼくもまた、車体が左右にドリフトを繰り返す映像を、

スローモーションのように感じていました。

 

…こうして、

何度か左右に振られるドリフト走行を繰り返しながら、ようやく通常走行の状態に戻ることができました。

 

幸い、ぼくの他に走行車両はおらず、

ぼく自身も無傷で済んだものの…

 

次のサービスエリアで停車し、たった今起こった出来事を思い出し


ゾッとしました。

もしもあの時、

はっ!と目が覚めるタイミングが遅れたり、

ハンドルをおさえ始めるタイミングが遅れたら、


大けがして…

いや、下手すりゃ死んでたんじゃないのか…?

 

もっと下手すると、

他の走行車両を巻きぞえにしてしまったかもしれない!?

 

そんなことを考えるうちに

「この仕事してたら、いつか死ぬのでは…」

 

と、まったく良い未来が想像できなくなっていました。

 

同時に、

これまで要領の悪さを体力や労力でカバーする方法で
どうにかやってきましたが、

結局、無理をした分だけ、こうしてツケが回ってきてしまうことを実感しました。

根本的に、今のやり方では限界がある。
このままでは、また同じような事故を起こしてしまう。

 

この事故を起こして以来、ビビりながらも仕事を続けていましたが、

いつかまた事故をおこすのでは、という不安をぬぐい切れず、

3年ほど勤務して辞めてしまいました。

(もちろん、理由はそれだけではありませんが)

 

次の仕事のあては、

もちろんありません…笑

 

しかし、

仕事ができず帰りも遅いために、ろくに遊ぶこともせず、お金もほとんど使わなかったため、

貯金はある程度貯まっていました。

 

「とりあえず、まだ貯金あるし何とかなるだろう」

 

そんな風に、安易に考えていました。

 

ここでもまた、

要領が悪いことが原因で、

その貯金にまさかの事態が待っているとは

 

この時は知る由もなかったのです…

第4章へ続きます↓

株価大暴落
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ABOUT US
しのっち

こんにちは、しのっちです。

看護師を辞めて4か月で前職の収入を超え

現在は1日4時間の作業で家族を養いながら 次のビジネスを模索中の2児のオヤジです。

今でこそ、そこそこ涼しい顔して生きていますが、

HSP気質な上に、
もともと超・要領が悪いため、
かなりの遠回りを経てここまできました…

これまでの経歴としては

・人間関係になじめず高校退学
・要領悪すぎて職を転々
・高速道路で事故る
・ビビッて決断ができず、株で貯金が消し飛ぶ

まだまだありますが、

とにかく周りを気にし過ぎ、何をやってもダメ過ぎて、

ダメにダメを塗り重ねたような人生でした…笑


そんなぼくが、
いったいどのようにして、 今の今まで生き延びたのか?
知りたい方は以下のリンクからどうぞ♪

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